神戸「I'ma」古本市 報告

昨日行われた神戸「I'ma」の古本市の報告です。


【11:00】
たっぷり本を詰め込んだキャスター&バッグをゴロゴロ転がしながら松尾稲荷神社に到着。
毎回のことながら「本って重いなあ・・・」と感じる瞬間。
今回呼んでくださったMさんと合流。
市場をゴロゴロ抜けて「I'ma」に到着。

【11:30】
早速ビールをいただきながら「I'ma」のみなさんと立ち話。
4人は平日はそれぞれ仕事をしながら近所に住み土日のみオープンの「I'ma」や「住みコミュニケーション」というプロジェクトを5年ほどもやっている学生時代からの仲間。建築を専攻していたそうで、この「I'ma」もそれぞれの自宅も自分たちの手で改装して住むという素敵なことをやっている。

【12:00】
のんびりだらだらと準備をし、古本市がスタート。
価格は要交渉「I'ma」の4人の本、市場入口の駄菓子屋さんの1冊50円の本などなど。「旅の本屋大陸堂」はPOPなどで飾り付け、なんとなく古本市らしくなる。買い物途中らしき地元の方々が足を止め、本の話をしては去っていく。のんびりしたいい雰囲気。

【13:00】
本日のメニュー・スープカレーをいただく。
チキンがとろとろの絶品。
「インドでは朝昼晩3食ともカレー」という話を発端として、インド・中国・タイなどのトイレの話になる。
「紙か水か?」などの議論に発展する。

【14:00】
「総会屋」「ハッカー」などという面白い職業をやっている関西学院大グループのお客さんのひとりが数件となりのホルモン屋さんからホルモン2串を買ってくる。
それを呼び水に総勢6人でホルモン屋さんで盛大に買い食い。
ホルモンは1本50円・レバーは1本90円。秘伝のタレが絶品で何本でも食べられる。6人で60本あまりを食い、そそくさと退散。

【15:00】
「I'ma」のすぐ裏にある「松尾稲荷神社」にお参り。
提灯が等間隔に並び、奥には商売の神様ビリケンさんが鎮座しているという風情のある神社。
そのまま近くの海辺にある川崎重工のドックを散歩。
構内まで自由に入れてしまうオープンさにびっくり。
ドック内で整備されている潜水艦や船を間近に見て、その大きさに驚く。
このへんからは大人の社会見学といった気分。

【16:00】
「I'ma」からそれぞれ15秒・30秒・45秒という3人の家を見学ののち、店番に戻る。
近所のおばちゃんと立ち話をしつつ、50円の文庫くじの番をしつつ、のんびりと店番。
今は冬だが、夏場は気持ちいいだろうなあと想像しながら沖縄の市場っぽい風情を楽しむ。

【17:00】
それぞれの持ち寄った古本を買いながら古本市が無事終了。
今回の「旅の本屋大陸堂」の成績は26冊・9,450円。

【まとめ】
・地元のお客様の客層も考慮し次回は本のセレクトの年齢層を高めで設定する。
・毎回課題のディスプレイをもっとわかりやすくする。
・朗読イベントができないか「I'ma」のみなさんと検討する。
・1回50円の「文庫くじ」はこれからも継続する。




【その他mixiでのフォトレポートはこちら↓】
http://mixi.jp/view_album.pl?id=27592493&owner_id=1818097&mode=photo


楽しく過ごせた神戸の一日でした。
また参加したい・遊びに行きたい街でした。

ありがとうございました。

2月7日(土) 神戸「I'ma」古本市

「旅の本屋大陸堂」2009年が始動します。
2009年一発目は神戸の市場の中にあるサロン「I'ma」に出張。
お誘いいただいたMさんに感謝します。

ホームページから昨年のフリーマーケットの写真をお借りしました。
初めてお邪魔するお店ですが、面白い人々が集う場所だと感じます。

旅を感じる、旅に出たくなる、旅を予習復習できる、時間の旅ができる面白い旅の本を持っていきます。
ゆる〜く店番をやりますのでゆる〜く遊びに来てください。

大阪万博の本、旅心をそそられる絵本などを持っていきます。


宜しくお願いします。



【神戸・I'ma】
http://www.wonderful-o.com/ima/

2008年「旅の本屋大陸堂」の選んだ12冊

みなさま本年も1年間ありがとうございました。

2008年「旅の本屋大陸堂」の選んだ12冊を紹介させていただきます。
月別ランキングは出入りしている書店さんのアイデア
今年は「チベットを知る10冊」などチラシを作成しましたが、2009年はもっともっと提案性のある企画をやっていきたいと思います。




【1月】
「スースーとネルネル」荒井良二 偕成社 1,050円 9784032276305
■1月に江坂の「クレヨンハウス」でこの本に荒井さんから直筆サインをもらう。荒井さんは取材でアフリカに行くなど旅の香りがする作家さんだと思う。


【2月】
「日本は世界で第何位?」岡崎大五 新潮社 735円 9784106102400
■2月に行った上海に持っていったうちの1冊。現地でバーを営む友人が面白がりプレゼントしてきた。日本語の本は外国ではやはり喜ばれる。


【3月】
「スーパーマーケットマニア アメリカ編」森井ユカ 講談社 1,890円 9784062142571 
■ヨーロッパ編・アジア編と続く3作目。その国の人がどんな生活をしているか覗き見する楽しみが感じられるシリーズ。


【4月】
「抱くことば」ダライラマ14世 イーストプレス 1,260円 9784872577402
■今年は4月あたりからチベット本を読みまくりの日々。その中の入門編として。


【5月】
ダライラマとパンチェンラマ」イザベル・ヒルトン ランダムハウス講談社 998円 9784270100547
■90年代後半にチベットで起きた活仏の転生問題を取材したノンフィクション。中国政府の問題がよくわかる。


【6月】
「世界のお弁当」服部直美 情報センター出版局 1,575円 9784795836433
■これを参考にブラジル料理フェイジョアーダなどを作ってみる。なぜか大人気の1冊で2冊仕入れ2冊とも販売。


【7月】
チベット問題を読み解く」大井功 祥伝社 819円 9784396111199
■春からの一連のチベット騒動を最もわかりやすく解説した1冊。経済学者から見た視点などが一般人・旅人の視点に近いと感じた。


【8月】
新宿駅最後の小さなお店ベルク」井野朋也 ブルースインターアクションズ 1,680円 9784860202774
■最近東京に行くと必ず立ち寄る店。立ち退き騒動を発端にまっとうな個人店・飲食店のあり方を知るビジネス書らしからぬビジネス書。


【9月】
「ぱくぱく!パクチー」佐谷恭 情報センター出版局 1,575円 9784795837836
■「世界のお弁当」に続く料理本。神戸で「日本語は読めないけど買う」とイギリス人が買っていった。ベランダでパクチーを育てているそうだ。


【10月】
「コモンカフェ山納洋 西日本出版社 1,575円 9784901908290
■大阪の面白いカフェの共同運営を書いた1冊。かなり実践的な内容。何かに役立ちそうという意味でもランクイン。


【11月】
「誰も国境を知らない」西牟田靖 情報センター出版局 1,785円 9784795848924
■「旅の本屋大陸堂」の2008年No.1ノンフィクション!沖ノ鳥島北方領土などなど日本の辺境を歩く渾身のレポート。こういういい本をしっかり売りたい。


【12月】
「旅する力」沢木耕太郎 新潮社 1,680円 9784103275138
■「深夜特急」の最終便と位置づけられたノンフィクション。装丁も平野甲賀氏など所有する喜びを感じる本。


何かの縁で出会い、読み、特に印象に残った12冊です。
来年もいい本にたくさん出会えるといいなと思います。

神戸元町トアウエスト手作り市 報告

11月2日(日)に参加した「神戸元町トアウエスト手作り市」の報告です。
天気に恵まれ、暑くもなく寒くもなく気持ちいい秋の一日でした。
元町でまだまだ面白いことがやれると実感した充実の一日でした。


【10:00】
前日までばたばたと値札付けをしていた本約80冊を60リットルのバッグに詰め込み、久々に登場のキャリーに載せ、ゴロゴロ引っ張りながら電車で元町に向かう。ベビーカーや車イスを押している人は大変なのだと普段感じない町の段差を痛感する。

【11:30】
三ノ宮からゴロゴロモタモタと元町到着。
トアウエストに立ち並ぶ雑貨屋さん古着屋さんなどは12時からの営業が多いため、この手作り市も遅めの12時スタート。
「古本屋と熱帯魚屋は北向き物件」ということで日陰で販売準備スタート。
ラミネートした「旅」「本」などの看板を木やキャスターに設置。

【12:00】
この手作り市主催者のひとり「トンカ書店」さんと合流。
店番がどうしても抜けられず「旅の本屋大陸堂」と合同出店&共同店番方式となる。
・50円で引ける文庫くじ
・えほん紙袋
・本で作ったタバコ(キャラメル)ケース
チェコのイラスト
太宰治武者小路実篤のカバーがついたエッチな本「ちんかめ
などなど、手作り市らしいものがいろいろ。
「旅の本屋大陸堂」は「手作り市」なのに相変わらずの旅の本。
ゆる〜く販売スタート。

【13:00】
「手作り市」らしいものをと準備したチャイ作りスタート。
インドの路上らしくしたいと準備したもの。
販売でなく出店者&お客様に配布という飲食物を出していいかどうかのルール違反ギリギリ手作り品。おおむね好評で鍋で3回ほど作る。

【14:30】
1回目のピーク到来。
なぜか突然本が売れだす。
「インドの本ないですか?」と「トンカ書店」で聞いたらここを案内された3食カレーでもOKな女子、東京からヒッチハイクで神戸牛を食いに来たお兄さん2人などなど面白いお客様もたくさん。
トンカ書店」の文庫くじも好評で、しかるべき人にしかるべき本が当たる。残り5冊になった時点でトンカさんに追加納品依頼。さらに15冊追加。

【16:00】
2回目のピーク到来。
売れないと思っていた岩波文庫コーラン上・中・下」野町和嘉イスラム不思議曼荼羅」ケルアック「路上」などなど1,000円以上の品がぽんぽん売れる。神戸元町の懐の深さを実感。

【17:00】
一緒に出店していた針金作家ウライさんからチャイのお礼ということで「大陸堂」の「大」の針金看板をいただく。「店の看板を作ってほしい」などと大口の受注をいただいたとのこと。

【18:00】
日没までやり終了。
荷物を撤収すると、あきらかに軽い。
充実感たっぷりで「トンカ書店」に引き上げ、さらに2時間ほどトンカさん・ウライさん・イラストレーターの西脇さんらとこの手作り市の反省会。古本市でなく、いろいろなジャンルの方が参加できるイベントにしようと話し合い。次回は4月ぐらいにやれればと思っている。

【21:00】
三ノ宮の「髭張魯肉飯」でメシを食いビールを飲み、帰宅。


【総括】
・ホコリ対策が必要
・今後は高さを意識したディスプレイを考える
・文庫くじなど遊びの要素を取り入れた販売方法を考える
・L字型など本が手に取りやすい・販売しやすいディスプレイを考える
・売上は24冊・13,900円(久々の20冊越え!)
・来週の「Right On Time」で売る物が不足気味。仕入れを強化する


関係者のみなさん、ありがとうございました。



近況報告&この2週間ぐらいのスケジュール

久々に更新します。


■9月19日(金)
東京からチベット仲間のyashiが来阪し、関西の旅仲間とメシ。
同時期に旅していたyashi・マサミツの2001年のチベット以来7年ぶりという再会があり、意識が一瞬で梅田からラサにぶっ飛ぶ。
世界には通り道が非常に狭くなっている場所があるのだなあと実感。
31歳の誕生日のお祝いもしていただく。
「ひでぽん」が「ひでほん」になっており、とももさんがチョコレートで「ほ」に○を付け加えていたのが印象的。
yashiはうちに泊まり。7年前のチベット写真を眺めつつ部屋でサッカーボールを蹴りつつ深夜までゲストハウスにいるように話し込む。

■9月20日(土)
金曜日の大騒ぎが効いたのか、仕事なのに派手に寝坊。
起きたのは9時30分…。
yashiに「目覚ましが何度も鳴っていて何度も止めてたで」と言われるがそんな記憶なし。
かなり酔っぱらったままで午後まで仕事をする。
帰宅し朝霧JAMのチケット受け取り。

■9月21日(日)
会社で受けろといわれたテストを受けに萱島まで行く。
帰りに江坂で朝霧JAMで使うレンタカーを予約。


■9月22日(月)
豊中・吹田の担当店の同時多発改装。
昼と深夜にそれぞれ作業。約1,000冊の本と格闘予定。
長い一日になりそう…。

■9月23日(火)
たぶん家で爆睡予定。

■9月24日(水)
寝屋川の担当店のやはり改装打ち合わせ。
最近改装ばっかり…。

■9月25日(木)
入金交渉など。
カネで揉めるのはイヤな気分。

■9月26日(金)
大阪市内で商談会。
自分のお客さんは11人ほど来場予定。
なかなか忙しそう。

■9月27日(土)
早々と仕事確定。

■9月28日(日)
休み?

■9月29日(月)
集金。

■9月30日(火)
集金。

■10月1日(水)
心斎橋でSKATALITES参戦。

■10月2日(木)
兵庫県明石市でオープンする店の手伝い。

■10月3日(金)
請求書作成など月初の事務処理。
夜出発で朝霧へ。

■10月4日(土)
朝霧JAMでとろける。

■10月5日(日)
朝霧JAMでとろけまくる。

■10月6日(月)
静岡あたりで1泊後、夕方帰阪。


そんな具合です。
みなさん宜しくお願いします。


朝霧JAM2008

ここ数年激しい争奪戦となっているチケットを確保しました!
大阪から参戦します!

大雨だった2004年以来、4年ぶり2回目。
雨が降ると地獄。
晴れれば天国。

【2004年の様子・地獄編】

【2007年の様子・天国編】


朝はラジオ体操でさわやかに。

http://jp.youtube.com/watch?v=UQGFJ-yu8NY&NR=1


もろもろ準備をしなければ。
9月も10月も忙しくなりそうです。

出演者はスカタライツとファンファーレ・チョカリーア希望。

【やることリスト】

□テント・寝袋の準備
□レンタカー手配
□2日分の料理レシピ作成&食材調達
□ビール1ケース調達
□サッカーボールもっていく
□朝型の生活習慣づくり
□上司の機嫌を伺いつつ有給取得

台湾行きの荷物・本

これから4泊5日で台湾に行ってきます。
完全に遊びです。

備忘録含めて旅の荷物と本を紹介。


【衣類・洗面具】
・Tシャツ4枚
・パンツ4枚
・靴下4枚
・長袖シャツ1枚
・海パン1枚
・短パン1枚
鹿島アントラーズのユニフォーム
・便所サンダル
・タオル2枚
・ハンカチ2枚
・バスタオル(小)1枚
・歯ブラシ
・歯磨き粉
・爪切り
・石鹸
・シャンプー

【貴重品】
・パスポート
・日本円
・クレジットカード

【遊び道具】
iPod
NOKIA携帯
・デジカメ
・単3電池

【本】

■「新宿駅最後の小さなお店ベルク」井野朋也 2008年7月
ブルースインターアクションズ 9784860202774 
・先日の東京出張の際千駄木往来堂書店で買ったもの。往来堂書店のブックカバー付き。ベルクでコーヒーを飲んだが、ゆるーい雰囲気が良かった。


■「異形の大国 中国」櫻井よしこ 2008年4月
新潮社 9784104253081
・5月に買ったまま読めていなかったもの。中華圏に行くのでこの機会に。オリンピック開幕の日に台湾で読みはじめるというのも奇遇。


■「ナガオカケンメイの考え」ナガオカケンメイ 2006年12月
アスペクト 9784757213098
・これも買っていながら読めなかったもの。割と分厚く、外国のペーパーバックのような装丁で質感がいい本。


ほかに「BRUTUS 8月15日号 心を鎮める旅、本、音楽」「地球の歩き方 台湾」も持参。


ま、ちょっと旅人やってきます。